Giant’s Causeway(ジャイアンツコーズウェイ。1997.2.14)-カルティエ賞年度代表馬(No.10)-

Giant’s Causeway(ジャイアンツコーズウェイ) 牡 栗毛 1997.2.14生~2018.4.16没 米国・Orpendale & Michael Tabor生産 馬主・Sue Magnier & Michael Tabor 愛国・Aidan O’Brien厩舎

Giant’s Causeway(1997.2.14)の4代血統表
Storm Cat
黒鹿毛 1983.2.27
Storm Bird
鹿毛 1978.4.19
Northern Dancer
鹿毛 1961.5.27
Nearctic 1954.2.11
Natalma 1957.3.26
South Ocean
鹿毛 1967.4.8
New Providence 1956.5.10
Shining Sun 1962.4.9
Terlingua
栗毛 1976.2.7
Secretariat
栗毛 1970.3.30
Bold Ruler 1954.4.6
Somethingroyal 1952.3.12
Crimson Saint
栗毛 1969.3.15
Crimson Satan 1959.5.4
Bolero Rose 1958.3.18
Mariah’s Storm
鹿毛 1991.4.1
Rahy
栗毛 1985.2.18
Blushing Groom
栗毛 1974.4.8
Red God 1954.2.15
Runaway Bride 1962
Glorious Song
鹿毛 1976.4.22
Halo 1969.2.7
Ballade 1972.3.10
イメンス
黒鹿毛 1979.3.17
Roberto
鹿毛 1969.3.16
Hail to Reason 1958.4.18
Bramalea 1959.4.12
Imsodear
鹿毛 1967.3.16
Chieftain
黒鹿毛 1961.4.9
Ironically
栗毛 1960.3.16

<5代血統表内のクロス:Bold Ruler4×5、Nasrullah5×5、Hail to Reason4×5(母方)>

Giant’s Causeway(1997.2.14)の血統の簡易まとめ
母父 祖母父 曾祖母父
Storm Cat
(Storm Bird系)
Rahy
(Blushing Groom系)
Roberto
(Hail to Reason系)
Chieftain
(Bold Ruler系)
牝系 母の何番仔?
母が米Gレース6勝馬
(No. 11)
初仔

*

1999年のサラマンドル賞(仏GI。ロンシャン芝1400m)の結果


馬名 性齢
騎手 走破時計
・着差
調教師
1 4 Giant’s Causeway 牡2 57 Mick Kinane 1:22.90 A P O’Brien 1
2 1 Race Leader 牡2 57 Thierry Jarnet 2 B W Hills 5
3 3 バチアー 牡2 57 Dominique Boeuf 2 John Gosden 3
4 5 Valentino 牡2 57 Gerald Mosse 1 Peter Chapple-Hyam 4
5 2 Grigorovich 牡2 57 Olivier Peslier 2 1/2 A Fabre 1

*

2000年のセントジェームズパレスS(英GI。アスコット芝8F)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破時計
・着差
調教師
1 9 Giant’s Causeway 牡3 57.2 Mick Kinane 1:42.61 A P O’Brien 1
2 1 Valentino 牡3 57.2 Gerald Mosse アタマ John Gosden 7
3 2 Medicean 牡3 57.2 Kieren Fallon 3/4 Sir Michael Stoute 7
4 3 Shibboleth 牡3 57.2 T Quinn 1/2 Sir Henry Cecil 2
5 7 Sarafan 牡3 57.2 George Duffield 1/2 Sir Mark Prescott Bt 5

*

2000年の第103回エクリプスS(英GI。サンダウン芝10F7y)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破時計
・着差
調教師
1 5 Giant’s Causeway 牡3 55.3 George Duffield 2:05.32 A P O’Brien 5
2 7 Kalanisi 牡4 60.3 Pat Eddery アタマ Sir Michael Stoute 2
3 6 Shiva(JPN) 牝5 59.0 T Quinn 2 1/2 Sir Henry Cecil 3
4 4 Sakhee 牡3 55.3 Richard Hills 1 1/2 John Dunlop 1
5 8 ファンタスティックライト 牡4 60.3 John Reid 2 Saeed bin Suroor 4

*

2000年のサセックスS(英GI。グッドウッド芝8F)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破時計
・着差
調教師
1 5 Giant’s Causeway 牡3 57.2 Mick Kinane 1:38.65 A P O’Brien 1
2 8 Dansili 牡4 60.3 Olivier Peslier 3/4 A Fabre 1
3 9 Medicean 牡3 57.2 Johnny Murtagh 1 1/2 Sir Michael Stoute 6
4 2 Golden Silca 牝4 59.0 Craig A Williams 1 1/4 Mick Channon 9
5 1 Aljabr 牡4 60.3 Richard Hills 1 1/4 Saeed bin Suroor 4

*

2000年の第29回英インターナショナルS(GI。ヨーク芝10F85y)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破時計
・着差
調教師
1 5 Giant’s Causeway 牡3 55.8 Mick Kinane 2:09.30 A P O’Brien 1
2 6 Kalanisi 牡4 59.4 Pat Eddery アタマ Sir Michael Stoute 2
3 4 Lear Spear 牡5 59.4 T Quinn 7 David Elsworth 3
4 3 Shoal Creek 牡3 55.8 P J Scallan 1/2 A P O’Brien 6
5 1 Barathea Guest 牡3 55.8 Frankie Dettori 3 1/2 Mick Channon 4

*

2000年の第25回愛チャンピオンS(GI。レパーズタウン芝10F)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破時計
・着差
調教師
1 7 Giant’s Causeway 牡3 55.8 Mick Kinane 2:03.10 A P O’Brien 1
2 4 Greek Dance 牡5 59.0 Johnny Murtagh 1/2 Sir Michael Stoute 4
3 5 Best of the Bests 牡3 55.8 Frankie Dettori 2 Saeed bin Suroor 2
4 6 Indian Danehill 牡4 59.0 Olivier Peslier 2 A Fabre 3
5 3 Sumitas 牡4 59.0 T Hellier 2 1/2 P Schiergen 5

*

「鉄の馬」Giant’s Causeway。恐るべきタフネスさを見せて、2000年の欧米の短中距離王道路線を突き進み、GI9連戦で5勝2着4回。そのGI9連戦の歩みを辿ると、

  1. 2000.5.6 英2000ギニー(GI) 2着
  2. 2000.5.27 愛2000ギニー(GI) 2着
  3. 2000.6.20 セントジェームズパレスS(英GI) 1着
  4. 2000.7.8 エクリプスS(英GI) 1着
  5. 2000.8.2 サセックスS(英GI) 1着
  6. 2000.8.22 英インターナショナルS(GI) 1着
  7. 2000.9.9 愛チャンピオンS(GI) 1着
  8. 2000.9.23 クイーンエリザベス2世S(英GI) 2着
  9. 2000.11.4 ブリーダーズカップ・クラシック(米GI) 2着

……むぅ。最上級と目されるレースを半年間走り続け、ずっと勝ち負け。恐るべしは「鉄の馬」Giant’s Causeway。

そんなGiant’s Causeway、敗れはしましたが、引退レースとなった第17回ブリーダーズカップ・クラシックのTiznow(1997.3.12)との叩き合いは名勝負ですので、動画をアップしておきます。

2頭とも強すぎます^_^;。かたや翌2001年の第18回もハナ差で制して2023年現時点でも史上唯一のブリーダーズカップ・クラシック連覇を果たしたTiznow、こなた初ダートもいとやせず同い年の強豪を外から追いかけたGiant’s Causeway。勝負根性の塊どうしの叩き合いは、地の利もあってか、わずかにクビだけ地元のTiznowに軍配が上がりました。

*

Giant’s Causewayは、大種牡馬Storm Catの後継筆頭として、数多の活躍馬を送り込んでいます。以下、代表産駒と共に示すGIレースのレース名および格付けは、いずれも施行当時のものです。

  1. Shamardal(2002.3.27)
    →ジョッケクルブ賞(仏GI)、仏2000ギニー(GI)、セントジェームズパレスS(英GI)、デューハーストS(英GI)ほか
  2. Footstepsinthesand(2002.2.15)
    →英2000ギニー(GI)ほか
  3. Aragorn(2002.5.26)
    →エディリードH(米GI)、シューメーカーマイルS(米GI)ほか
  4. Maids Causeway(2002.3.11)
    →コロネーションS(英GI)ほか
  5. My Typhoon(2002.5.7)
    →ダイアナS(米GI)ほか。Urban Sea(1989.2.18)の仔。つまりはGalileo(1998.3.30)、Black Sam Bellamy(1999.4.21)の半妹、Sea The Stars(2006.4.6)の半姉
  6. Carriage Trail(2003.2.15)
    →スピンスターS(米GI)ほか
  7. First Samurai(2003.2.11)
    →ホープフルS(米GI)、シャンペンS(米GI)ほか
  8. Frost Giant(2003.2.22)
    →サバーバンH(米GI)ほか
  9. Heatseeker(2003.1.22)
    →サンタアニタH(米GI)ほか
  10. Our Giant(2003.10.19)
    →マーキュリースプリント(南阿GI)、ホースチェスナットS(南阿GI)ほか。せん馬
  11. Juste Momente(2003.8.21)
    →ロバートサングスターS(豪GI)ほか。牝馬
  12. Red Giant(2004.2.28)
    →クレメント・L.ハーシュ記念ターフチャンピオンシップS(米GI)ほか。クレメント・L・ハーシュ記念ターフチャンピオンシップSは、サンタアニタ芝10Fを1分57秒16の世界レコード駆け
  13. Rite of Passage(2004.3.29)
    →アスコットゴールドC(英GI)ほか
  14. スウィフトテンパー(2004.4.24)
    →ラフィアンH(米GI)ほか
  15. Ghanaati(2006.3.28)
    →英1000ギニー(GI)、コロネーションS(英GI)ほか
  16. Giant Oak(2006.2.17)
    →ドンH(米GI)、クラークH(米GI)ほか
  17. Intense Focus(2006.2.24)
    →デューハーストS(英GI)ほか
  18. Internallyflawless(2006.1.24)
    →デルマーオークス(米GI)ほか
  19. エイシンアポロン(2007.1.22)
    →マイルCS(GI)、京王杯2歳S(GII)、富士S(GIII)ほか
  20. エスケンデレヤ(2007.2.21)
    →ウッドメモリアルS(米GI)ほか。日本軽種馬協会により購入され、2016年から日本で種牡馬繋養中
  21. Imagining(2008.1.22)
    →マンノウォーS(米GI)ほか
  22. Dalkala(2009.3.24)
    →オペラ賞(仏GI)ほか。Dalkalaの母ダルタヤ(2003.2.10)は社台ファームが繁殖牝馬として輸入
  23. Book Review(2009.5.14)
    →ラブレアS(米GI)ほか
  24. Creative Cause(2009.4.6)
    →ノーフォークS(米GI)ほか
  25. Giant’s Steps(2009.7.26)
    →智2000ギニー(GI)、エルエンサヨ(智GI)ほか。せん馬
  26. Blueridge Mountain(2009.8.27)
    →マジョルカS(南阿GI)ほか。牝馬
  27. Kung Fu Mambo(2009.10.8)
    →秘ダービー(GI)ほか
  28. Penelopa(2010.2.8)
    →独オークス(GI)ほか
  29. Take Charge Brandi(2012.2.7)
    →ブリーダーズカップ・ジュヴェナイルフィリーズ(米GI)、スターレットS(米GI)ほか
  30. Carpe Diem(2012.2.29)
    →ブルーグラスS(米GI)、ブリーダーズフューチュリティ(米GI)ほか
  31. Brody’s Cause(2013.3.17)
    →ブルーグラスS(米GI)、ブリーダーズフューチュリティ(米GI)ほか
  32. ブリックスアンドモルタル(2014.3.2)
    →ブリーダーズカップ・ターフ(米GI)、ペガサスワールドCターフ招待S(米GI)、アーリントンミリオンS(米GI)、ターフクラシックS(米GI)、マンハッタンS(米GI)ほか
  33. Vexatious(2014.4.9)
    →パーソナルエンスンS(米GI)ほか。牝馬
  34. Classic Causeway(2019.2.22)
    →ベルモントダービー(米GI)ほか

……サスガは2009年、2010年、2012年の北米リーディングサイアーというところです。上記の代表産駒の中では、2023年に初年度産駒が走り出したブリックスアンドモルタルが気になるところ。競走馬生活を引退してすぐに輸入されたエクリプス賞年度代表馬ということではコタシャーン(1988.5.4)以来、社台スタリオンステーションで供用された馬ではサンデーサイレンス(1986.3.25)以来。私も気になって某所のペーパーオーナーゲームで牝駒テラメリタ(2021.2.14)を指名したのでした^^;

テラメリタ(2021.2.14)&シュトラウス(2021.1.24)-2024年のクラシック候補生を確認する(No.1)-
テラメリタ(2021.2.14)&シュトラウス(2021.1.24)-2024年のクラシック候補生を確認する(No.1)-

ともあれ、Giant’s Causewayの血が日本でも活躍してほしいもの。「鉄の馬」、20世紀末の大競走馬にして21世紀の大種牡馬の1頭でした。

  

では、以上雪の家(ゆきのや)でした。これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。

*

[Giant’s Causewayの主な競走成績]

  1. エクリプスS(英GI)、英インターナショナルS(GI)、愛チャンピオンS(GI)、サセックスS(英GI)、セントジェームズパレスS(英GI)、サラマンドル賞(仏GI)、グラッドネスS(愛GIII)、フューチュリティS(愛GIII)
  2. 英2000ギニー(GI)、ブリーダーズカップ・クラシック(米GI)、愛2000ギニー(GI)、クイーンエリザベス2世S(英GI)

通算13戦9勝、2着4回。

#Giant’s Causewayのブルードメアサイアーとしての代表産駒には、仏1000ギニー(GI)馬Beauty Parlour(2009.2.28)がいます。ええ、ディープインパクト(2002.3.25)産駒として初めて海外グループレースを制した馬ですね。種牡馬ディープインパクトとの相性の良さは父Storm Cat同様ということでしょうか。

コメント

タイトルとURLをコピーしました