シュトラウス(2021.1.24)&イーグルノワール(2021.2.17)-2024年のクラシック候補生を確認する(No.16)-

シュトラウス 牡 黒鹿毛 2021.1.24生 安平町・ノーザンファーム生産 馬主・(有)キャロットファーム 美浦・武井 亮厩舎

シュトラウス(2021.1.24)の4代血統表
モーリス
鹿毛 2011.3.2
スクリーンヒーロー
栗毛 2004.4.18
グラスワンダー
栗毛 1995.2.18
Silver Hawk 1979.4.20
Ameriflora 1989.1.29
ランニングヒロイン
鹿毛 1993.4.8
サンデーサイレンス 1986.3.25
ダイナアクトレス 1983.5.4
メジロフランシス
鹿毛 2001.3.18
カーネギー
鹿毛 1991.2.26
Sadler’s Wells 1981.4.11
Detroit 1977.2.24
メジロモントレー
黒鹿毛 1986.4.25
モガミ 1976.5.18
メジロクインシー 1981.7.1
ブルーメンブラット
黒鹿毛 2003.2.20
アドマイヤベガ
鹿毛 1996.3.12
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
Halo 1969.2.7
Wishing Well 1975.4.12
ベガ
鹿毛 1990.3.8
トニービン 1983.4.7
アンテイツクヴアリユー 1979.2.25
マイワイルドフラワー
鹿毛 1986.2.12
Topsider
鹿毛 1974.3.15
Northern Dancer 1961.5.27
Drumtop 1966.5.4
Wildwook
鹿毛 1965.5.18
Sir Gaylord
黒鹿毛 1959.2.12
Blue Canoe
鹿毛 1958.4.13

<5代血統表内のクロス:サンデーサイレンス3×4、Northern Dancer4×5×5>

シュトラウス(2021.1.24)の血統の簡易まとめ
母父 祖母父 曾祖母父
モーリス
(Roberto系)
アドマイヤベガ
(サンデーサイレンス系)
Topsider
(Northern Dancer系)
Sir Gaylord
(Turn-to系)
牝系 母の何番仔?
母がGI馬
(No. 4-m)
10番仔
(不受胎後)

*

2023年の第28回東京スポーツ杯2歳S(GII。東京芝1800m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
上り
3F
馬体重
[増減]
調教師
1 7 シュトラウス 牡2 56 J.モレイラ 1:46.5 3-3-3 34.9 520
[+6]
武井 亮 4
2 1 シュバルツクーゲル 牡2 56 西村 淳也 1:46.8 1 1/2 2-2-2 35.6 474
[-2]
鹿戸 雄一 8
3 3 ファーヴェント 牡2 56 横山 武史 1:46.8 ハナ 4-4-4 34.7 494
[-10]
藤原 英昭 2
4 5 ショウナンラプンタ 牡2 56 鮫島 克駿 1:47.0 1 1/4 10-10-9 33.9 520
[0]
高野 友和 3
5 4 ミカエルパシャ 牡2 56 松山 弘平 1:47.0 ハナ 7-7-8 34.1 476
[+22]
橋口 慎介 6
2023年の第28回東京スポーツ杯2歳S(GII。東京芝1800m)のラップタイム
1F毎の
ラップ
12.3 – 11.2 – 11.8 – 12.0 – 11.8 – 11.6 – 11.7 – 11.7 – 12.4
ラップの
累計タイム
12.3 – 23.5 – 35.3 – 47.3 – 59.1 – 1:10.7 – 1:22.4 – 1:34.1 – 1:46.5
上り 4F 47.4 – 3F 35.8

東京芝1800m、晴の良馬場、10頭立て。直近10年の勝ち馬だけを見ても、JRA平地GIを制したイスラボニータ(2011.5.21)、サトノクラウン(2012.3.10)、ワグネリアン(2015.2.10)、コントレイル(2017.4.1)、ダノンザキッド(2018.1.29)、イクイノックス(2019.3.23)、そして中山大障害(J・GI)を制したニシノデイジー(2016.4.18)と後のGI馬をゴリゴリ輩出している正真正銘の出世レース。

その第28回を制したのは2023年の東の一番星、シュトラウス。6月の東京芝1600mの新馬戦で9馬身差勝ちを見せてファンにあっと言わせ、10月のサウジアラビアロイヤルC(GIII)でゴンバデカーブース(2021.2.24)ボンドガール(2021.1.19)の3着の後、3戦目となった東京スポーツ杯2歳S。道中先行3番手を進む姿を見て「前進気勢が強いからか、マジックマンも抑えるのが大変」と思いながら見ていたところ、4角を回る様を見て「おや、いい感じ」。持ったままの手応えで東京芝Cコースの直線525.9mを迎えると、鞍上のジョアン・モレイラ騎手が周囲を確かめながら残り300mを切ったところで追い出し、しぶとく脚を伸ばしました。そうして、番手から粘ったシュバルツクーゲル(2021.2.19)、差し迫ったファーヴェント(2021.2.21)との差が「1と2分の1馬身」「ハナ」と着いたところが決勝点。シュトラウス、自身初の重賞勝利を収めると共に、母ブルーメンブラットに産駒の重賞初優勝の花束を贈りました。

シュトラウスは某所のペーパーオーナーゲームで指名している馬ですので、重賞勝ちはとても嬉しいものです。母ブルーメンブラットの2008年のマイルチャンピオンシップ(GI)勝ちが鮮やかでしたし、引退の花道を飾った姿も印象的でした。血の繋がりを思いますと、母父アドマイヤベガ、母父母ベガの走る姿も見ていましたので、肩入れしたくなる馬です、シュトラウスは。

ブルーメンブラットはキャロットクラブの持ち馬ということで「幕の引き際」が注目されるところです。色々と意見がおありでしょうけれど、このまま引退で良いのではないかと思います。女という性の素敵なところは、咲いては散り行く花になれて、なおかつ、次代を産み出す木にもなれるところ。花びらが秋の淀に咲いた姿、ずっと忘れずにいたいと思います。

第25回マイルCS(GI)-2008年の重賞勝ち馬の血統について=其の四十=-。: 中島理論コラムの裏ページ

そしてまたシュトラウスの東京スポーツ杯2歳S勝ちにより、管理される武井亮調教師はJRA重賞初制覇となりました。「あれ、武井調教師、重賞勝ちされていなかったっけ」と思い確認したところ、かつての管理馬リエノテソーロ(2014.2.24)は全日本2歳優駿(JpnI)、スパーキングレディーC(JpnIII)、エーデルワイス賞(JpnIII)とNARのダートグレード競走3勝。シュトラウス、武井師にも花束を贈ったのでした。

*

イーグルノワール 牡 青鹿毛 2021.2.17生 千歳市・社台ファーム生産 馬主・(有)社台レースホース 栗東・音無 秀孝厩舎

イーグルノワール(2021.2.17)の4代血統表
ブリックスアンドモルタル
黒鹿毛 2014.3.2
Giant’s Causeway
栗毛 1997.2.14
Storm Cat
黒鹿毛 1983.2.27
Storm Bird 1978.4.19
Terlingua 1976.2.7
Mariah’s Storm
鹿毛 1991.4.1
Rahy 1985.2.18
イメンス 1979.3.17
Beyond the Waves
黒鹿毛 1997.5.4
Ocean Crest
黒鹿毛 1991.2.26
Storm Bird 1978.4.19
S. S. Aroma 1981.6.26
Excedent
鹿毛 1985.5.9
Exceller 1973.5.12
Broadway Lullaby 1970.4.23
アルティマブラッド
青鹿毛 2012.4.30
シンボリクリスエス
黒鹿毛 1999.1.21
Kris S.
黒鹿毛 1977.4.25
Roberto 1969.3.16
Sharp Queen 1965.4.19
Tee Kay
黒鹿毛 1991.2.9
Gold Meridian 1982.4.14
Tri Argo 1982.5.18
アルティマトゥーレ
鹿毛 2004.4.14
フジキセキ
青鹿毛 1992.4.15
サンデーサイレンス 1986.3.25
ミルレーサー 1983.5.20
エアトゥーレ
芦毛 1997.3.10
トニービン
鹿毛 1983.4.7
スキーパラダイス
芦毛 1990.5.12

<5代血統表内のクロス:Storm Bird4×4(父方)、Roberto4×5、Seattle Slew5×5>

イーグルノワール(2021.2.17)の血統の簡易まとめ
母父 祖母父 曾祖母父
ブリックスアンドモルタル
(Storm Cat系)
シンボリクリスエス(Roberto系) フジキセキ
(サンデーサイレンス系)
トニービン
(ゼダーン系)
牝系 母の何番仔?
祖母、曾祖母、高祖母がGレース勝ち馬
(No. 3-l)
2番仔
(不受胎後)

*

2023年の第25回兵庫ジュニアグランプリ(JpnII。園田ダート1400m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
上り
3F
馬体重
[増減]
調教師
1 7 イーグルノワール 牡2 55 松山弘平 1:29.4 3-3-3-1 39.0 532
[+12]
音無秀孝 1
2 2 サトノフェニックス 牡2 55 和田竜二 1:29.4 ハナ 6-6-4-1 38.8 489
[+1]
西園正都 2
3 4 ゼルトザーム 牡2 55 濱中俊 1:30.2 5 10-9-7-5 38.9 464
[+2]
加用正 5
4 6 ストリーム 牡2 55 田中学 1:30.3 クビ 8-8-5-6 39.6 474
[+6]
田中淳司 7
5 8 ミトノウォリアー 牡2 55 岡部誠 1:31.6 8 9-10-10-9 40.0 474
[-8]
角田輝也 9

園田ダート1400m、晴の良馬場、12頭立て。レースが終わってから上位3頭の血統構成を確認してみれば母父シンボリクリスエス、祖母父フジキセキを持つ2頭が1着2着、ヘニーヒューズ(2003.4.5)産駒が2着3着。そうして勝利を収めたのは2021年生まれ世代が初年度となるブリックスアンドモルタル産駒イーグルノワール。母方に流れるサンデーサイレンスの血を色濃く思わせる青鹿毛の流星、道中先行3番手から推し進めると、3角から4角に掛けて外のサトノフェニックス(2021.3.7)と共に打って出て、園田ダートの直線213mでは一騎討ち。直線の入口ではサトノフェニックスが前に出ていたようにも見えましたが、イーグルノワール、松山弘平騎手の鼓舞に応じて懸命に伸びると、最後の最後「ハナ」だけ先んじたところが決勝点でした。

イーグルノワール、9月の小倉ダート1700mの未勝利戦、10月の東京ダート1600mのプラタナス賞、そして11月の兵庫ジュニアグランプリとダート3戦3勝でブリックスアンドモルタル産駒初のダートグレード競走勝ち馬となりました。思えば松山騎手はゴンバデカーブースでサウジアラビアロイヤルCを勝利されていますので、今のところブリックスアンドモルタル産駒は松山騎手と共に重賞勝ちを収めているというところです。

シリウスコルト(2021.3.22)&ゴンバデカーブース(2021.2.24)-2024年のクラシック候補生を確認する(No.10)-
シリウスコルト(2021.3.22)&ゴンバデカーブース(2021.2.24)-2024年のクラシック候補生を確認する(No.10)-

そしてまた母方を見れば祖母アルティマトゥーレ、曾祖母エアトゥーレ、高祖母スキーパラダイスと筋が通った血統馬。さらなる出世の期待を寄せたくなるイーグルノワール、その馬名意味は「黒い鷲(仏)」とのこと。

 

では、以上雪の家(ゆきのや)でした。これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。

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