ゼルトザーム(2021.2.18)&コラソンビート(2021.2.26)-2024年のクラシック候補生を確認する(No.3)-

ゼルトザーム 牡 栗毛 2021.2.18生 浦河町・富田牧場生産 馬主・宮川 純造氏 栗東・加用 正厩舎

ゼルトザーム(2021.2.18)の4代血統表
ヘニーヒューズ
栗毛 2003.4.5
ヘネシー
栗毛 1993.3.25
Storm Cat
黒鹿毛 1983.2.27
Storm Bird 1978.4.19
Terlingua 1976.2.7
Island Kitty
栗毛 1976.2.23
Hawaii 1964
T. C. Kitten 1969.3.30
Meadow Flyer
鹿毛 1989.1.22
Meadowlake
栗毛 1983.3.12
Hold Your Peace 1969.1.24
Suspicious Native 1972.4.1
Shortley
黒鹿毛 1980.3.11
Hagley 1967.4.13
Short Winded 1965.4.20
ロザリウム
黒鹿毛 2011.5.9
キングカメハメハ
鹿毛 2001.3.20
Kingmambo
鹿毛 1990.2.19
Mr. Prospector 1970.1.28
Miesque 1984.3.14
マンファス
黒鹿毛 1991.2.23
ラストタイクーン 1983.5.9
Pilot Bird 1983.2.9
ローズバド
青毛 1998.4.29
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
Halo 1969.2.7
Wishing Well 1975.4.12
ロゼカラー
鹿毛 1993.2.15
Shirley Heights
鹿毛 1975.3.1
ローザネイ
栗毛 1988.2.9

<5代血統表内のクロス:Raise a Native5×5>

ゼルトザーム(2021.2.18)の血統の簡易まとめ
母父 祖母父 曾祖母父
ヘニーヒューズ
(Storm Cat系)
キングカメハメハ
(Mr. Prospector系)
サンデーサイレンス
(Halo系)
Shirley Heights
(Mill Reef系)
牝系 母の何番仔?
伯父ローズキングダム
(No. 1-n 薔薇一族)
4番仔
(2連産目)

*

2023年の第55回函館2歳S(GIII。函館芝1200m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
上り
3F
馬体重
[増減]
調教師
1 15 ゼルトザーム 牡2 55 浜中 俊 1:11.7 5-5 36.5 454
[-4]
加用 正 10
2 9 ナナオ 牝2 55 西村 淳也 1:11.8 1 3-3 36.8 412
[+2]
小栗 実 6
3 1 スカイキャンバス 牝2 55 横山 武史 1:12.0 3/4 1-1 37.3 422
[0]
武井 亮 4
4 12 レガテアドール 牡2 55 斎藤 新 1:12.4 2 1/2 7-6 37.0 428
[+4]
吉田 直弘 7
5 8 カレンナオトメ 牝2 55 黛 弘人 1:12.4 アタマ 12-12 36.6 410
[-4]
小野 次郎 15
2023年の第55回函館2歳S(GIII。函館芝1200m)のラップタイム
1F毎の
ラップ
12.2 – 10.9 – 11.6 – 12.0 – 12.3 – 12.7
ラップの
累計タイム
12.2 – 23.1 – 34.7 – 46.7 – 59.0 – 1:11.7
上り 4F 48.6 – 3F 37.0

函館芝1200m、曇の重馬場、15頭立て。2021年生まれ世代の馬たちにとって初めてのJRA重賞となる函館2歳Sを制したのは戦前10番人気だったゼルトザーム。大外15番枠からの発進、道中中団に構えると徐々に進出し、函館芝Bコースの直線262.1mを外から足を伸ばすと、最後は内のナナオ(2020.4.16)との叩き合いを1馬身先んじました。ゼルトザーム、6月17日の函館ダート1000mを1番人気1着のデビュー勝ちから挑んだ函館2歳S、ダートから芝への転戦でしたが能力の高さを見せました。

ゼルトザームの父ヘニーヒューズの代表産駒と言いますと、

  1. Beholder(2010.5.9)
    →ブリーダーズカップ・ディスタフ(米GI)2回、ブリーダーズカップ・ジュヴェナイルフィリーズ(米GI)、パシフィッククラシック(米GI)、ゼニヤッタS(米GI)3回、サンタアニタオークス(米GI)、ラスヴァージネスS(米GI)、ヴァニティマイルS(米GI)、クレメントLハーシュS(米GI)ほか
  2. アジアエクスプレス(2011.2.9)
    →朝日杯フューチュリティS(GI)、レパードS(GIII)ほか
  3. モーニン(2012.4.14)
    →フェブラリーS(GI)、根岸S(GIII)、コリアスプリントほか
  4. Academic(2012.4.30)
    →ウッドバインオークス、カナディアンダービー(加GIII)、ブリティッシュコロンビアダービー(加GIII)ほか
  5. ワイドファラオ(2016.4.3)
    →かしわ記念(JpnI)、ニュージーランドT(GII)、ユニコーンS(GIII)ほか
  6. アランバローズ(2018.2.8)
    →全日本2歳優駿(JpnI)、東京ダービー、ハイセイコー記念、ゴールドジュニアほか

等が並ぶ訳ですが、アジアエクスプレス、ワイドファラオは芝とダートで重賞勝ちを収めているように路面を問わない活躍を見せる仔の印象も強くあります。ゼルトザーム、ヘニーヒューズ産駒らしさをこれからも見せて欲しいもの。そんなゼルトザームの馬名意味は「不思議な(独)」ということです。

#ヘニーヒューズの代表産駒筆頭のBeholder。改めて見直しますとGI11勝は凄いですし、2歳から6歳まで5年連続GI勝利を収め、牡馬相手にパシフィッククラシックSも勝ち、引退レースのブリーダーズカップ・ディスタフではSong Bird(2013.4.30)との叩き合いをど根性で制しました。見目も麗しい鹿毛馬Beholder、半兄が大種牡馬Into Mischief(2005.3.28)、半弟がMendelssohn(2015.5.17)という良血馬でもあります。

*

コラソンビート 牝 栗毛 2021.2.26生 新冠町・ビッグレッドファーム生産 馬主・(株)サラブレッドクラブ・ラフィアン 美浦・加藤 士津八厩舎

コラソンビート(2021.2.26)の4代血統表
スワーヴリチャード
栗毛 2014.3.10
ハーツクライ
鹿毛 2001.4.15
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
Halo 1969.2.7
Wishing Well 1975.4.12
アイリッシュダンス
鹿毛 1990.3.26
トニービン 1983.4.7
ビユーパーダンス 1983.2.26
ピラミマ
黒鹿毛 2005.5.1
Unbridled’s Song
芦毛 1993.2.18
Unbridled 1987.3.5
Trolley Song 1983.4.13
キャリアコレクション
鹿毛 1995.1.30
General Meeting 1988.4.3
River of Stars 1983.5.6
ルシェルドール
栗毛 2016.3.10
オルフェーヴル
栗毛 2008.5.14
ステイゴールド
黒鹿毛 1994.3.24
サンデーサイレンス 1986.3.25
ゴールデンサッシュ 1988.4.23
オリエンタルアート
栗毛 1997.5.12
メジロマックイーン 1987.4.3
エレクトロアート 1986.3.29
マイネヒメル
栗毛 2009.2.22
ロージズインメイ
青鹿毛 2000.2.9
Devil His Due 1989.4.18
Tell a Secret 1977.4.25
コスモチェーロ
栗毛 2003.10.11
Fusaichi Pegasus
鹿毛 1997.4.12
Shorwon
栗毛 1983.11.11

<5代血統表内のクロス:サンデーサイレンス3×4>

コラソンビート(2021.2.26)の血統の簡易まとめ
母父 祖母父 曾祖母父
スワーヴリチャード
(サンデーサイレンス系)
オルフェーヴル
(サンデーサイレンス系)
ロージズインメイ
(Halo系)
Fusaichi Pegasus
(Mr. Prospector系)
牝系 母の何番仔?
大叔母ウインマリリン
(No. 14-e)
初仔

*

レース結果 JRA
2023年のダリア賞(OP。新潟芝1400m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
上り
3F
馬体重
[増減]
調教師
1 8 コラソンビート 牝2 55 戸崎 圭太 1:21.2 5-4 34.0 434
[0]
加藤 士津八 1
2 5 アトロルーベンス 牝2 55 団野 大成 1:21.4 1 1/2 2-2 34.7 464
[-2]
高野 友和 2
3 7 マスクオールウィン 牝2 55 M.デムーロ 1:21.5 クビ 3-3 34.5 484
[0]
牧 光二 4
4 2 ニシノオウジョ 牝2 55 石川 裕紀人 1:22.4 5 1-1 35.9 436
[+4]
尾形 和幸 6
5 4 ハッピーサプライズ 牡2 55 大野 拓弥 1:23.1 4 7-7 35.4 438
[-8]
佐藤 吉勝 5
2023年のダリア賞(新潟芝1400m)のラップタイム
1F毎の
ラップ
12.5 – 11.0 – 11.2 – 11.8 – 11.7 – 11.4 – 11.6
ラップの
累計タイム
12.5 – 23.5 – 34.7 – 46.5 – 58.2 – 1:09.6 – 1:21.2
上り 4F 46.5 – 3F 34.7

新潟芝1400m、晴の良馬場、8頭立て。夏の新潟2歳戦のオープン特別としてすっかり定着しているダリア賞。キク科の植物であるダリア、花色がバラエティーに富む品種として知られていますが、私は黄色のイメージが強いです。まま元々キク科ということと、馬のDahlia(1970.3.25)の鮮やかな栗毛を併せて想起するからでしょう^^;

そんな訳で2023年のダリア賞を制したのは戦前1番人気だったコラソンビート。大外発進から道中は戸崎圭太騎手がなだめながら6番手追走、新潟芝内回りの直線358.7mを迎えたところでは4番手。戸崎騎手が追い出しに掛かると脚を伸ばし、ゴールまで150mを切って先頭。ラスト100mのあたりで右ムチが一発だけ入ると、最後は余裕を持って抜け出し、2着のアトロルーベンス(2021.2.5)に1馬身半差を着けたところが決勝点。コラソンビート、新潟芝1400mの勝ち時計1分21秒2はエーシンブラン(2008.3.4)と並ぶダリア賞のレースタイレコード。栗毛の流星も見目麗しい2歳乙女、見事な勝利でした。

コラソンビートの父スワーヴリチャードは現役時代に6勝を挙げ、その主な勝ち鞍にジャパンカップ(GI)、大阪杯(GI)、金鯱賞(GII)、アルゼンチン共和国杯(GII)、共同通信杯(GIII)があります。コラソンビート等の2021年生まれ世代が初年度産駒となりますが、種付頭数123頭に対して生産頭数82頭と昨今の種牡馬供用事情からすると控えめな感じもありました。しかしJRAの2歳戦が始まると勝ち上がる仔が続出。ヴェロキラプトル(2021.4.28)、コラソンビート、セントキルダ(2021.5.15)、レガレイラ(2021.4.12)、クラークテソーロ(2021.4.10)、パワーホール(201.3.17)と6頭が7月までに勝利を遂げ、牝馬産駒で初めて勝ち名乗りをあげたコラソンビートが勢いそのままにダリア賞を制しました。新種牡馬リーディングをひた走るスワーヴリチャード、仔どもたちのさらなる活躍も期待したいものです。

という訳でスワーヴリチャード産駒で1番最初にJRA2勝目を果たした愛娘コラソンビート、その馬名意味は「心(西)+鼓動。心の音」とのこと。

 

では、以上雪の家(ゆきのや)でした。これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。

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