トゥザヴィクトリー(1996.2.22)

トゥザヴィクトリー 牝 鹿毛 1996.2.22生~2023.5.14没 早来町・ノーザンファーム生産 馬主・金子 真人氏 栗東・池江 泰郎厩舎

トゥザヴィクトリー(1996.2.22)の4代血統表
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason
黒鹿毛 1958.4.18
Turn-to 1951
Nothirdchance 1948
Cosmah
鹿毛 1953.4.4
Cosmic Bomb 1944
Almahmoud 1947.5.18 ♀
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding
栗毛 1963.2.17
Promised Land 1954.3.31
Pretty Ways 1953.3.21
Mountain Flower
鹿毛 1964.3.23
Montparnasse 1956
Edelweiss 1959.2.15
フェアリードール
栗毛 1991.2.13
Nureyev
鹿毛 1977.5.2
Northern Dancer
鹿毛 1961.5.27
Nearctic 1954.2.11
Natalma 1957.3.26
Special
鹿毛 1969.3.28
Forli 1963.8.10
Thong 1964.4.23
Dream Deal
栗毛 1986.3.7
Sharpen Up
栗毛 1969.3.17
エタン 1961.3.14
Rocchetta 1961
Likely Exchange
鹿毛 1974.3.22
Terrible Tiger
黒鹿毛 1965
Likely Swap
栗毛 1962.4.12

<5代血統表内のクロス:Almahmoud(♀)4×5、Native Dancer5×5>

トゥザヴィクトリー(1996.2.22)の血統の簡易まとめ
母父 祖母父 曾祖母父
サンデーサイレンス
(Halo系)
Nureyev
(Northern Dancer系)
Sharpen Up
(エタン系)
Terrible Tiger
(Nearco系)
牝系 母の何番仔?
祖母と曾祖母が米GI馬
(No. 9-f)
初仔

*

2000年の第48回クイーンS(GIII。札幌芝1800m)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
上り
3F
馬体重
[増減]
調教師
1 3 トゥザヴィクトリー 牝4 55 藤田 伸二 1:46.8 1-1-1-1 35.5 482
[-2]
池江 泰郎 1
2 4 エイダイクイン 牝5 55 二本柳 壮 1:46.9 クビ 13-13-12-5 34.6 422
[+2]
鈴木 康弘 7
3 12 サンデーピクニック 牝4 55 武 幸四郎 1:47.5 3 1/2 4-5-3-3 35.8 478
[-6]
森 秀行 2
4 7 ハイフレンドコード 牝5 55 松永 幹夫 1:47.5 クビ 4-3-3-2 35.8 504
[+2]
中島 敏文 4
5 5 ミホギャラリー 牝4 55 青木 芳之 1:47.7 1 4-6-7-5 35.8 474
[+2]
藤沢 和雄 10
2000年の第48回クイーンS(GIII。札幌芝1800m)のラップタイム
1F毎の
ラップ
12.6 – 11.1 – 11.8 – 12.1 – 11.9 – 11.8 – 11.5 – 12.0 – 12.0
ラップの
累計タイム
12.6 – 23.7 – 35.5 – 47.6 – 59.5 – 1:11.3 – 1:22.8 – 1:34.8 – 1:46.8
上り 4F 47.3 – 3F 35.5

*

2000年の第48回府中牝馬S(GIII。東京芝1800m)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
上り
3F
馬体重
[増減]
調教師
1 2 トゥザヴィクトリー 牝4 55 四位 洋文 1:48.3 1-1-1 33.5 484
[+2]
池江 泰郎 1
2 3 ハイフレンドコード 牝5 55 的場 均 1:49.0 4 3-3-3 34.0 506
[+6]
中島 敏文 7
3 9 フサイチエアデール 牝4 57 北村 宏司 1:49.1 1/2 7-5-5 33.9 436
[-6]
松田 国英 2
4 8 クリスマスツリー 牝5 55 小野 次郎 1:49.2 3/4 3-5-5 34.0 496
[+4]
中野 隆良 6
5 4 サクラスエヒロ 牝5 55 M.ロバーツ 1:49.5 2 3-5-5 34.2 456
[+6]
上原 博之 13
2000年の第48回府中牝馬S(GIII。東京芝1800m)のラップタイム
1F毎の
ラップ
13.3 – 11.6 – 12.4 – 12.6 – 12.7 – 12.2 – 11.5 – 10.8 – 11.2
ラップの
累計タイム
13.3 – 24.9 – 37.3 – 49.9 – 1:02.6 – 1:14.8 – 1:26.3 – 1:37.1 – 1:48.3
上り 4F 45.7 – 3F 33.5

*

2000年の第43回サンケイスポーツ杯阪神牝馬特別(GII。阪神芝1600m)の結果(上位5頭。馬齢は現年齢表記に合わせる)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
上り
3F
馬体重
[増減]
調教師
1 3 トゥザヴィクトリー 牝4 55 四位 洋文 1:33.8 3-3-2 35.1 494
[-4]
池江 泰郎 3
2 7 タイキダイヤ 牝4 55 的場 均 1:34.2 2 1/2 2-2-2 35.5 474
[+8]
田中 清隆 12
3 9 ティコティコタック 牝3 53 武 幸四郎 1:34.4 1 1/2 8-7-7 35.0 418
[-2]
松田 正弘 7
4 10 ヤマカツスズラン 牝3 53 池添 謙一 1:34.6 1 1/2 3-3-4 35.8 492
[-4]
池添 兼雄 6
5 14 フサイチエアデール 牝4 57 M.デムーロ 1:34.7 クビ 5-5-4 35.7 450
[+2]
松田 国英 1
2000年の第43回サンケイスポーツ杯阪神牝馬特別(GII。阪神芝1600m)のラップタイム
1F毎の
ラップ
12.7 – 10.9 – 11.5 – 11.7 – 11.8 – 11.5 – 11.5 – 12.2
ラップの
累計タイム
12.7 – 23.6 – 35.1 – 46.8 – 58.6 – 1:10.1 – 1:21.6 – 1:33.8
上り 4F 47.0 – 3F 35.2

*

2001年の第26回エリザベス女王杯(GI。京都芝2200m)の結果(上位5頭)


馬名 性齢
騎手 走破
時計
着差 通過
順位
上り
3F
馬体重
[増減]
調教師
1 13 トゥザヴィクトリー 牝5 56 武 豊 2:11.2 9-10-10-10 33.9 496
[前計不]
池江 泰郎 4
2 2 ローズバド 牝3 54 横山 典弘 2:11.2 ハナ 14-14-14-13 33.4 420
[-2]
橋口 弘次郎 2
3 7 ティコティコタック 牝4 56 武 幸四郎 2:11.2 ハナ 7-8-8-8 34.1 438
[+4]
松田 正弘 5
4 11 レディパステル 牝3 54 蛯名 正義 2:11.2 クビ 9-9-9-8 34.0 452
[+6]
田中 清隆 3
5 1 テイエムオーシャン 牝3 54 本田 優 2:11.3 クビ 3-3-3-3 35.3 446
[+4]
西浦 勝一 1
2001年の第26回エリザベス女王杯(GI。京都芝2200m)のラップタイム
1F毎の
ラップ
12.3 – 10.9 – 12.0 – 11.7 – 11.6 – 12.0 – 12.3 – 12.1 – 12.3 – 12.0 – 12.0
ラップの
累計タイム
12.3 – 23.2 – 35.2 – 46.9 – 58.5 – 1:10.5 – 1:22.8 – 1:34.9 – 1:47.2 – 1:59.2 – 2:11.2
上り 4F 48.4 – 3F 36.3

トゥザヴィクトリー、2001年のドバイワールドカップ(UAE・GI)で逃げ粘ってキャプテンスティーヴ(1997.3.1)の2着に超健闘。

【競馬】 2001 ドバイワールドカップ キャプテンスティーヴ【チョット盛】
【競馬】 2001 ドバイワールドカップ キャプテンスティーヴ【チョット盛】 3/26深夜に行われるドバイワールドカップデーの日本馬の健闘を祈ってトゥザヴィクトリーが見事な手...

そのドバイワールドカップ以来およそ8ヶ月ぶりのレースとなったエリザベス女王杯。GIでは逃げ先行策で最後に別馬にしてやられていたトゥザヴィクトリー、生涯初めての後方からのレース運びとなりましたが、そこは淀の魔術師、2024年には京都競馬場だけで1400勝を達成された武豊騎手の手綱に導かれて、坂越えの芝2200mで測ったような差し切り勝ち。ローズバド(1998.4.29)、ティコティコタック(1997.3.11)、レディパステル(1998.4.26)、テイエムオーシャン(1998.4.9)。時代を代表する牝馬たちを相手に、僅差の勝負を制してGI初勝利を収めたのでした。

*

2001年のエリザベス女王杯馬トゥザヴィクトリーが昨年5月14日に死んでいた 27歳 | 競馬ニュース - netkeiba.com
2001年のエリザベス女王杯を制したトゥザヴィクトリーが、2023年5月14日に老衰で死んでいたことが2月22日、分かった。27歳だった。  同馬は1998年12月に阪神でデビュー。2001年… No.1競馬情報サイト「netkeiba.c...

トゥザヴィクトリー。その馬名の格好良さから応援していた牝馬でした。現年齢表記3歳初戦の福寿草特別。スリリングサンデー(1996.4.10)、トゥザヴィクトリー、ナリタトップロード(1996.4.4)で決まった一戦も懐かしい。サンデーサイレンス牝駒では最初に好きになった馬だったように思います。繁殖牝馬としてもトゥザグローリー(2007.2.16)、トゥザワールド(2011.4.12)、トーセンビクトリー(2012.4.23)と3頭の重賞勝ち馬を産み、繁殖引退後はリードホースとして仔馬たちの面倒を見たという名牝トゥザヴィクトリー。死亡した2023年5月14日から9ヶ月以上経った2024年2月22日の発表でしたが、存命であればトゥザヴィクトリー28歳の誕生日。忘れ難き思い出の馬の1頭であるトゥザヴィクトリー、今はただただ合掌。

 

では、以上雪の家(ゆきのや)でした。これから走る馬、人すべてに幸多からんことを。

*

[トゥザヴィクトリー(1996.2.22)の主な競走成績]

  1. エリザベス女王杯(GI)、阪神牝馬特別(GII)、府中牝馬S(GIII)、クイーンS(GIII)
  2. ドバイワールドC(UAE・GI)、優駿牝馬(GI)、マーメイドS(GIII)
  3. 有馬記念(GI)、桜花賞(GI)、フェブラリーS(GI)

通算21戦6勝、2着4回、3着4回。

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